木漏れ日を浴びながら森林浴ハイク
三ツ峠登山口からの沢沿いの林道は比較的広く歩きやすいが、時折急な登りも。美しい花々に癒され、ブナやミズナラの樹林で思わず深呼吸。 カワイイ声に振り向くと小鳥たちの姿が。この日は“ミソサザイ”を見つけた。登山途中の出会いに、都会生活のストレスも吹き飛ぶ。沢筋を離れて高度を上げると、やがて三ツ峠山荘下の分岐。 右へ進むと間もなく木無山への分岐で、一気に視界が開ける。この付近、富士山が間近に迫る最高のビューポイント。爽快な眺望を楽しんだら三ツ峠山荘へ。飲み物の購入可能。
木無山への分岐付近から
三ツ峠山・最高地点(1786m)に登頂
いよいよ最高峰・開運山へ。四季楽園を通り、登り口は富士見山荘が目印。ここからは最後の急坂だ。板で階段状に補強もされているので、一歩ずつ着実に登ろう。三ツ峠山荘から15分ほどで山頂に到着!
標高1786mからは、富士山~南アルプス~八ヶ岳と360度の大パノラマが広がる。この絶景こそが三ツ峠山登山の醍醐味! 眼下には3つのピークの残りの2つ、御巣鷹山・木無山の姿。四季それぞれの眺望を楽しみ、四季楽園へ下る。
山々に囲まれて広げるランチも格別。
山頂すぐ下の絶景に思わず1枚
昼食は持参しましょう
三ツ峠山は植物の種類も多く、特に春から夏は様々な花が咲いて心癒される季節。樹種も豊富で、広葉樹から針葉樹まで変化に富んだ森の道を歩くことができる。
風を受けて小鳥たちの声を聞き、心身ともにリフレッシュ!
◎三ツ峠花暦
4月~6月:スミレ各種、スズラン、アヤメなど。
7月~9月:オオバギボウシ、マツムシソウ、ユウスゲ、レンゲショウマなどの高山植物。
ヤマブキ発見
ミヤマエンレイソウ(紫花)
コガラに出会う
Aコースには、なんと9つものパワースポットが点在する、まさに「幸せ力」がつくコースだ。
下山ルートにそっていえば、神鈴権現社、経文を一字ずつ書写した小石を埋め石塔を建てた一字一石塔、修行登山の安全祈願をした親不知の碑、八十八大師、不二石はかつて信仰の対象だった。
愛染明王、達磨石、そして帰り道には、マイナスイオン漂う神鈴の滝や山祗神社がある。
神鈴の滝
山祗神社に祈る
一字一石供養塔
何と言ってもこの登山の一番の魅力は、季節やビューポイントによって微妙に変化する富士山の表情。
登らなければ絶対に出会うことのない、圧巻の景色だ。さらに、山頂の大パノラマでは、遠く南アルプスや八ヶ岳も見渡せる。屏風岩の奇岩の風景もまたいい。Aコースは、富士山を始め、豊かな眺望が魅力のコースだ。
起点の河口湖駅からの富士
三ツ峠山荘下、雄大な富士
神鈴の滝から三ツ峠を望む